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中国とデンマークが決勝に進出

トマス杯準決勝は、最終的に中国とデンマークが勝利した。両国が日曜日の決勝で戦うことになる。


アジアVSヨーロッパ

トマス杯もユーバー杯も、アジアとヨーロッパで肩を並べる対戦になる。中国はインドネシアを破り、デンマークはスリリングな展開でマレーシアを破った。午後最初の対戦は、前回覇者中国と前々回覇者インドネシアの対戦となり、2002年の中国・広州、2004年のジャカルタ以来、初めて中立的な場所での対戦となった。しかし、スタジアムはインドネシアカラーで染まり、インドネシアの声援は中国の声援をかき消した。

コート上の第1シングルスはバドミントン界の二人の巨星、リン・ダンとタウフィック・ヒダヤットの対戦となった。二人とも異なるプレースタイルで拮抗していたが、第1ゲームが終わった時点で、試合の主導権を握ったのは世界ランキング1位だった。リン・ダンは闘志むき出しで戦い、タウフィックはいつ通り冷静にコントロールし、ネット戦を制し、自信に溢れているように見えた。しかし、第1ゲームでリン・ダンが2、3点リードした場面で、ペースを上げ、21/15で第1ゲームを奪った。

リン・ダンの驚異的なスタミナとパワーに明らかに適応できなかったタウフィックにとって第2ゲームは悪夢となった。リン・ダンはトリッキーなショットを織り交ぜ、タウフィックから数メートル離れた位置にシャトルを打ち込んだ。そして21/16、21/8でゲームを終えた。「十分に準備が出来なかった。第1ゲームは腰の調子はよかったが、この試合に備えるだけのトレーニングをすることができなかった。彼の調子はよかったし、スピードについていくことができなかった。リン・ダンと再戦したい。世界選手権かオリンピックの勝者が世界で一番のプレーヤーだと信じている、再戦するまでは。」とチームメイトが残り3ポイントをとってくれることを祈りつつ、リラックスしてタウフィックは話した。


ベンチのシギットとチャンドラ

世界ランキング2位も関わらず、恐るべきペアのチャンドラ・ウィジャヤとシギット・ブディアルトは今日のカイ・ユンとフ・ハイフェンとの試合には出場しなかった。「韓国戦での彼らのパフォーマンスはよくなかった、だからコーチと一緒にルルクとアルベンや若い選手を出場させるのが最善だと決めた。」とコーチのリウス・ポンゴは話した。インドネシアのダブルスは踏ん張り、第1ゲーム勝利まであと少しというところだったが、カイとフのペアに24/22で破れ、前回覇者に精神的な余裕を与えてしまった。第2ゲームは、何が出てくるか分からないラリーの応酬で見応えがあったが、チームにセカンドポイントをもたらしたのは中国だった。バオ・チュンライはソニ・ドイ・クンコロと対戦し、これまでの対戦成績からすれば、後半は簡単にはいかないと思われた。

そして再び、ストレートで勝負は決まった。試合は接戦だった。インドネシアに対してチームを3/0の勝利に導き、第2ゲームにゲームポイントを握られながらも要所で集中し24/22でバオが勝負を決めた。「今日の選手たちには非常に満足している。皆、素晴らしい試合をしたと思う。リン・ダンは体調的に本調子でないタウフィックに対していい試合をしたが、私はまだインドネシアを尊敬している。以前より決して弱くなってはいない、今は確かに調子が最高ではないだけ。それだけだ。」と中国チームコーチの李永波は話した。

ポンゴは相手の素晴らしさを認めた。「中国は私たちより強かったということを認めざるを得ない。それだけだ。」とポンゴはコメントした。決勝に対する予想は、「マレーシアが結局勝つだろう。」とも話した。


デンマークにとって7度目の…

数時間後、デンマークとマレーシアが、リー・チョンウェイとピーター・ゲードの試合を皮切りに「バドミントンのリング」に乗り込んだ。マレーシアサポーターによる激しい応援は、ピーダー・ゲードには全く影響はなかったようだ。数週間前の中国マスターズでの素晴らしい成績を収めたあと、彼はヨーロッパでは負けなしで、準決勝進出にとって大事なポイントをもたらした。しかしながら、マレーシアの青年もまた調子がよく、リー・チョンウェイに対する試合は大きな試金石になった。

両者は互角のスタートを切ったが、ピーター・ゲードは少しだけシャトルコントロールが上回り、リーは波のないプレーに追いつこうとしていた。数回、デンマークがリードし、そのまま試合を進めたかった。「自分の試合をしなければならないこと、スピードをコントロールすること、そして常に相手と間合いを取らなければならないことは分かっていた。それが出来たし、彼が戻ってきた時非常に勝利について執着心を感じた。」とピーター・ゲードは話した。

いずれのゲームでも得点は18/18となり、デンマークがポイントを取ったとき、彼は重要な局面で、精神的に非常に強く見えた。「今日の試合には非常に満足している。いいプレーが出来たし、彼のプレーもよかった。だから、その他の試合全ての第1シングルスのように、誰が勝つかは分からない試合だった。チームを軌道に乗せることが出来たことに対しては非常に嬉しいし、第3シングルスのプレーヤーはお互いトマス杯が初めてで厳しい試合になることが予想されるので最終シングルスまで回らないことを願っている。」とピーター・ゲードは話した。

彼はイエンス・エリクセンとマーティン・ルンドガードの試合での2ポイント目を期待していた。しかし、彼らが反対している新しいスコアリングシステの下では、無敵にも関わらず、デンマークは火のついたクー・キーンキットとチャン・チョンミンのペアに今年初めて負けた。マレーシアが出だしは完璧で、ネット際で相手に相当なプレッシャーをかけながら第1ゲームをとった。主審のギリシュ・ナツ氏がチャンにレッドカードを出し、第2試合はよりもっと奇妙な展開になった。チャンはそのレッドカードに対しては理解が出来ないと話した。

プレーヤーがサービスレシーブの準備を待たないと双方からクレームがきた。警告が与えられ、そのためどのチームもゲームを終わらせることが出来ない緊迫した試合になった。デンマークは、4回のマッチポイントを凌ぎ、第2ゲームを30/28で取った。一方、マレーシアは明らかに主審の決定に不服だった。しかし、第2ゲームを取ったことによる精神的な優勢は期待通りの効果をファイナルゲームにもたらすことはなく、デンマークはただエネルギーを使い果たし、クーとチャンがファイティングスピリットを見せて21/6でファイナルゲームを取った。

「第2ゲームで体力を使いすぎて、ファイナルゲームでは力を出し切れなかった。2006年初めて負けたことは恥ずかしいし、プレーはあまりよくなかったが出来ることは全てやった。主審は全く試合をコントロールできず、他に何をすべきか分からなくなって警告を出したと思う。このような大事な試合であのような主審が席につくことは悲しいことだが、彼が原因で負けたわけではない。」と落胆したルンドガードはコメントした。

勿論クーとチャンは母国を同点に引き戻した勝利にとても満足していた。「この勝利は韓国戦で負けた後も私たちを信頼してくれたコーチのおかげだと思っている。」とクーは言った。チャンにとっても、それは言えたかもしれない。「プレーはよかったが、第2試合は少し勝ち急いでしまった。だから第2ゲームを落としてしまった。しかし、私たちはまだ自信がありました。私たちはマレーシアを押し戻す必要があった。」とチャンはコメントした。

ウォン・チューンハンがアキレス腱断裂で手術をうけるためにマレーシアに帰国後に第2シングルスに立ったハフィス・ハシムとケネス・ヨナセンが対戦した。ウォン・チューンハンは、マレーシアのスペシャリストが休日から戻るまで待たなければならない。両長身プレーヤーは、攻撃前にシャトルをキープしたため、ひとつひとつのラリーは長くなった。パワーよりも技術を多用したため、平均的に1ラリーは8ストローク以上となった。この試合では、マレーシアが第1ゲーム終了時点で調子がよく22/20でゲームを取った。しかし、ヨナセンはそこまで心配していなかった。

「試合に対する自信はあった。コート上での感じもよかった、スピードでも上回っていた。例え彼がいくつか素晴らしいショットを持っていたとしても私のフィットネスのほうが上回っていると信じていた。しかし、もし自分の試合を続けることが出来れば勝つことができるとわかっていた。」とヨナセンは話した。第2ゲーム、ヨナセンは早く展開し、21/12で圧倒的に勝利し、すぐにファイナルゲームに突入した。「試合の終盤は努めて冷静にプレーした。感情を面に出すときもある。しかし今回は違った。時間とエネルギーを失いたくないし、コートによりパワーを投入したかった。」と21/17で勝利を収めた後に語った。「チームのために勝利できたのは非常に素晴らしい。残り1ポイントを取ってくれることを期待している。」と第2ダブルスは難しい戦いになるとほのめかしながら話した。


英雄・ぺルソン

彼は正しかった。たとえ、ボーとモーゲセンが実力以上のものを発揮したとしてもマレーシアがファイナルゲームではマレーシアが19/16でリードする場面ではもはや手遅れだった。20/19まで盛り返し、かすかに同点に追いつく望みがあったが、チューンとリーが両チームを同点にする最終ポイントを奪った。全てはこのプレッシャーの大きいトマス杯に初めて登場する若い二人の肩にかかることになった。

ヨアキム・ペルソンとカン・ベンホンが対戦した。ただペルソンのほうが圧倒的だった。彼はベンチ要員だったが、素晴らしいプレーヤーになった。シンプルだが効果的なショットを彼の魔法のような左腕から繰り出した。カンの執拗な攻撃に対しても素晴らしいレシーブで応酬した。ペルソンが直ぐに1/0とした。

きわどさを増した第2ゲームは、ゲームを通じて2、3点リードしたが、決定的なマッチポイントとなった時、デンマークチームの全員が立ち上がり手に汗握ることとなった。ペルソンは冷静を保ち、いくつかのミスはあったもののよく立ち直り、リードは保ちながら失点は最小にした。20/19の場面で、最初のマッチポイントを迎え、チャンスをものにし、彼にとって初めての大事な試合を勝ち取った。彼に飛びつくチームメイトを決勝まで導いた。

「ペルソンを出場させるリスクはとらなければならなかったし、お互いに調子はよかったのでカルダウも出ていればやってくれるだろうと思っていた。しかし、マレーシアはペルソンについてあまり詳しく知らないと思っていた。それが彼にプレーさせることに決めた理由の1つだ、そして彼は仕事をやってのけた。」とペデルソンヘッドコーチはコメントした。中国との決勝戦は、デンマークは挑戦する準備が出来ている。今回は、5試合全て挑戦する。彼らの方が有力だとしても、見応えのある対戦になるだろう。」とローリドセンコーチは話した。