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財団法人日本バトミントン協会
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NEWS

ベスト8をかけた最後の戦い

「ヨネックス トマス杯&ユーバー杯 ジャパン2006」は仙台から東京体育館に舞台を移し男女準々決勝がおこなわれた。試合前に行われた開始式では、バドミントン実業団で活躍した石川 澄さんが後輩へ熱いエールを送りたいと作った、応援歌「夢の続き」が披露された後、ユーバー杯で活躍した湯木博江(現姓・新沼ひろ映)さんのご主人でバドミントンの愛好者でもある新沼謙治さんが国歌斉唱を行った。

PHOTO会場には10,000人もの大観衆がつめかけ熱い視線を送る中、まず日本男子が優勝候補の一角インドネシアと対戦した。第1シングルスの佐藤翔治は、アテネオリンピック・世界選手権の金メダリスト、タウフィック・ヒダヤットと対戦した。第1ゲームを20−17からあと一本が取れずに20−22で落としたが、第2ゲームは前半劣勢だったものの12−11と逆転すると常に先行するゲーム運びで21−16でものにした。第3ゲームに入ると緩急をつけたショットと粘り強いレシーブで相手のミスを誘い、最後はヒダヤットがヘアピンをネットにかけ、24−22で勝利し大金星をあげた。初めての対戦で勝利を収めた佐藤は「相手はケガで練習しておらず本調子ではないと聞いていた。お互いドライブ戦で戦うタイプなのでやりやすい面もあったが、自信になり自慢できる」と素直に喜んだ。




PHOTO第1ダブルスの舛田圭太・大束忠司ペアは世界選手権3位のルルク・ハディアント/ユリアント・アルベンに13−21、16−21で敗れた。大束は「攻めのチャンスが少なく打たれてばかりで前に出られなかった」と言葉少なく語った。第2シングルスの佐々木 翔は、アテネオリンピック3位のソニ・ドイ・クンコロと対戦。第1ゲームは終盤まで競り合いが続き、20―20としたもののスマッシュを決められ22−20で失うと、第2ゲームは完全にペースをつかまれ21−7で敗れた。「体力的にぎりぎりで気持ちで負けていた」とアジア選手権と同じ試合展開を悔やんだ。第2ダブルスの池田信太郎・坂本修一ペアはマルキス・キド/ヘンドラセティワンと対戦したが、第1ゲーム15−15から7点連続で失点し15−21、第2ゲームも17−17から最後はスマッシュを返球できずに18−21で敗れた。坂本は「2年前も今回の順位決定リーグでも1勝もできなかったので、勝ってチームに貢献したかった」と話した。結局1−3で敗れベスト4進出はならなかった。




PHOTO日本女子はオランダと対戦した。第1シングルスの森かおりは、世界ランキング6位のミア・アウディナに対して、第1ゲームを21−15で取ったが、第2ゲームは20−17から追いつかれ最後はヘアピンをミスして22−20で失った。第3ゲームは5−11とリードされてから粘りを発揮して21−17で押し切り順調なスタートをきった。「簡単に勝てないとは思っていたし、フェイントを多用されて苦しんだ。諦めない気持ちをもち勝てたことで責任を果たせた」と ほっとした表情を浮かべていた。第2シングルスの世界ランキング17位の廣瀬栄理子は世界ランキング44位のジュディス・ミューレンディークスと対戦した。「相手のスマッシュが速く、調子も良くなかった。思い切ってやろうという意識が強すぎた」と14−21、21−14で第3ゲームにもつれ込んだものの、21−15で敗れた。第3シングルスの米倉加奈子とカリナ・デ・ウィットの戦いも23−21、13−21と第3ゲームになり「自信をもって早く点差を開きたかった」の言葉通り21−14で勝利を収めた。「どこでどうなるかわからないので、お互いにカバーしあいみんなで勝とうとチームの心はひとつになっている」とチームリーダーの活躍で3試合を終えて2−1とリードして王手をかけた。

PHOTO第1ダブルスの小椋久美子・潮田玲子ペアはシングルスにも出たミア・アウディナ/ジュディス・ミューレンディークスと対戦したが、第1ゲーム前半に11点連続で失点するなどリズムに乗れず11−21で敗れた。第2ゲームもサービスミスなど凡ミスが目立ち16−21のストレートで敗れた。小椋は「自分たちのプレーができなかった。最初から圧倒された」潮田も「全く勝負にならなかった、情けない戦いをしてしまった」と悔やんだ。第2ダブルスの松田友美・赤尾亜希ペアは国際経験もなく4年ぶりにペアを組んだカリナ・デ・ウィット/ジニー・セヴェリンを相手に大苦戦。勝てばベスト4が決まるプレッシャーがあったのか、第3ゲーム14―18まで詰め寄ったものの結局15−21で競い負けし、結局2−3で敗れ前回に続く銅メダル獲得はならなかった。

円陣での掛け声を「心をひとつ」に替えチームワークが芽生えてきたチーム。米倉は「一戦一戦が勝負だと思っていたが、これが試練だ。若い選手が多いのでここから這い上がっていきたい」と話した。

トマス杯ベスト4には中国、デンマーク、マレーシア、インドネシアがユーバー杯ベスト4には中国、ドイツ、チャイニーズタイペイ、オランダが進出した。


リン・ダン(中国)
1ゲームは会場の風や照明をチェックしながらプレーしたが、2.3ゲームは自分のリズムでプレーでき満足している。21点ラリーポイント制は常にリードする展開にもっていかなければならない。

リー・チョンウェイ(マレーシア)
韓国戦は厳しい戦いになることは予想できた。だからそれを克服するだけの練習を積んできた。250人を超える応援団に勇気づけられた。中国のリン・ダン選手とはこれまで1勝3敗だが勝つ自信がないわけではない。

ツァン・ニン(中国)
勝つには勝ったが、自分で納得できる内容ではなかった。風や照明は相手も同じなのでいかに早く克服できるかであり気にしていない。
個人戦は気楽にできるが、このユーバー杯はチームのために「この1点を」との思いが強く、プレッシャーも感じるができるだけ自然体でプレーできるよう心がけている。