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財団法人日本バトミントン協会
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シェー・シンファンは他のバドミントンプレーヤーと違い、外見的に繊細な印象を受ける。背が高いわりには手足が小さいせいか繊細な中国人形を彷彿させるが、その内面には強さが秘められている。コート上での気品漂うプレーから、シェーはバドミントン界屈指のスターとして崇められている。

1981年1月8日、シェーは中国広東州広州の中流家庭に生まれた。彼女が初めて獲得した大きなタイトルは、その後の第一人者としてのキャリアには似合わず、1998年の世界ジュニア選手権でツァン・ジェウェンとのコンビで手にした女子ダブルスという地味なものだった。

中国ナショナルチームの一員に加わって以後シングルスに転向し、2つの世代(すなわちゴン・ルイナ、ツォウ・ミー、ツァン・ニンに代表される世代と、その後の17歳にして中国オープンをつい先日制したワン・リンをはじめとする驚くべき才能をもった若手プレーヤー達が名を連ねる世代)に渡って活躍してきた。

Lee Hyung Il (KOR)強力なチームに所属することはプラスの面とマイナスの面がある。プラス面はいうまでもなく、練習段階から世界最高レベルの相手に恵まれることだ。また、常勝チーム特有の自信がチーム全体にみなぎっているため、シェー・シンファンら自信が持てない若手プレーヤーも精神的に強くなれる環境がある。実際、数年前までは精神的なもろさがシェーのアキレス腱だった。

一方、中国のシャトラーであるということから来るマイナス面は、代表メンバー全員がゲームに出場することは不可能だということだ。中国はオリンピックに3人までしか選手を送り出すことができないため、その辛さをシェーは身をもって体験した。

2004年のアテネオリンピックでは、金メダル獲得という栄光につつまれた自分を想像し難くはなかったにもかかわらず、オリンピックに参加できず中国に残らなくてはならなかった。彼女の交際相手であるリン・ダンがオリンピック一回戦で敗退したショックの最中、彼女は本国で一晩中、彼から送られてくるメールに応えて彼を励まし続けた。

Chen Jin (CHN)オリンピック後のいくつかの大会では、中国のトッププレーヤー達が海外での大会の出場を辞退したり、あるいはオリンピック出場選手を決める1年間の戦いのストレスの影響で力を出せないでいる間に、この広州出身の長身シャトラーは目覚ましい活躍を始めた。

シェーにとってこの期間はサナギが蝶に変身する期間となった。この間にタイトルを次々と手中に収め、それまでどうしても身につけることができないでいた自信を積み重ねていた。この時期、シェーは世界最高の選手ではないにしても、最高グループの一員に上り詰めた。

彼女のバドミントンにはビジョン、テクニック、スタミナ、そして長いリーチと179cmという圧倒的な長身から繰り出される信じられないようなタッチが備わっている。自分の時代の到来を待っていたシェーは、着実に世界チャンピオンへの道を歩んだ。

Shoji Sato (JPN)2003年、インドネシアで開催されたグランプリ・シリーズで最初のビッグタイトルを手にして以後、彼女は数え切れないほどの勝利を手にしてきた。2004年はデンマークオープンと中国オープンでの勝利、インドネシアオープンの連覇、ドイツオープンの勝利を手にし、2005年にはドイツオープンの連覇というように、メジャーな大会で勝ちまくった。しかし、彼女にとって最高のタイトルは、2004年と2005年の全英オープン2連覇と、昨年ディズニーのお膝元のカリフォルニア州アナハイムで開催された世界選手権で、チームメートのツァン・ニンを破って獲得した念願の世界チャンピオンのタイトルだろう。

シェーは比較的控えめなプレーヤーとして知られているが、コート外では楽しむ術を知っている現代的な女性だ。ショッピングが一番の趣味で、彼女のこの点を良く理解している交際相手のリン・ダンは、高価なブランド品のプレゼント攻勢をかけてシェーを感激させている。ファッションも彼女の関心事の1つであり、将来モデルとして活動することも考えていると最近打ち明けている。

現在、世界ランキング1位のリン・ダンとの関係も中国の雑誌のトップ記事として扱われている。2003年の全英オープン前から始まった2人の交際はすでに3年を超えている。バーミンガムでビッグタイトルを取った後、交際が始まった記念日を2人で祝うのが慣わしとなっている。

シェーとリンの両選手は仙台と東京で開かれるユーバー杯とトマス杯の鍵を握る選手となることは明らかだ。